意匠法と不正競争防止法に関する勉強会を実施しました。

意匠法と不正競争防止法に関する勉強会を実施しました。

株式会社エムールでは、お客様や社会に対して価値ある商品開発を持続的に提供するため、知的財産権(商標権・意匠権・実用新案権・特許権)を活用した経営戦略を重要視しています。また、コンプライアンスの観点から法令に関する勉強会も積極的に行っています。今回は、特許業務法人「創成国際特許事務所」のご協力のもと、意匠法と不正競争防止法に関する専門性向上を目的とした勉強会を実施しました。

勉強会の概要

今回は、三部構成で知的財産権および不正競争防止法に関する勉強会を実施いたしました。

第一部では、新卒・中途新入社員に向けて、意匠権の基礎について講義いただきました。意匠法の目的である”意匠の保護及び利用を図ることにより、意匠の創作を奨励し、もって産業の発達に寄与すること“に則り、自社の権利の保護だけでなく、産業発展に貢献するために先人の知恵を適切に活用する方法について、具体的な事例をもとに学習しました。

第二部では、改正意匠法(2020年4月1日施行)に関して講義いただきました。比較的新しい権利である内装・空間デザインに関する意匠権について、立法趣旨から登録要件、実際に登録された事例をもとにディスカッションを交えながら学習しました。エムールは居心地も寝心地も良い快適な寝室を企画提案する寝室ブランドを目指していますので、空間デザインに関する意匠登録は、独自の価値創造の道標としての活用も期待できます。

第三部では、より高付加価値の商品開発を行うことと、法務部門による積極的な防御体制の構築を目的に、不正競争防止法について具体的な事例をもとに解説いただきました。どのようなケースは権利主張が可能であるか、商品開発において他者の権利を侵害しないようなワークフローになっているか点検しました。今後も、コンプライアンスを強化しつつ、適切な競争環境で積極的な商品開発を行ってまいります。

私たちエムールは、企業の継続的成長と新たな価値創造のために知的財産戦略と人財育成は必要不可欠であると考えております。今後も勉強会を重ねることで専門性を高め、寝室ブランドとしてお客様に価値ある提案を行ってまいります。

 

創成国際特許事務所のご紹介

1986年設立。知的財産権の権利保護や活用だけでなく、知的資産・知的財産を含む知的資産を経営資源と捉え、知的創造サイクルを軸とした戦略立案のサポートまで行う。当社顧問弁理士である佐藤辰彦先生は、内閣府知的財産戦略本部有識者本部員、専門調査会委員、弁理士試験委員、産業構造審議会特許小委員会委員、産業構造審議会知財政策部会委員など政府関係の委員も多数歴任。2009年~2016年早稲田大学大学院商学研究科客員教授。日本ベンチャー学会理事。主な著書:「世界を変える知財力」、「発明の保護と市場優位」(共著)、「国際特許摩擦と日本の選択」「注解特許法」「日本のイノベーション」ほか

 

 


本件に関する問い合わせ先
株式会社エムール
〒190-0012 東京都立川市曙町1-25-12 オリンピック曙町ビル9階
広報担当: 沢田 裕
Tel:042-595-6251 Fax:042-595-6253
Email:y.sawada@emoor.co.jp
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