2021.07.02

設立15周年のご挨拶

2021年7月4日をもちまして、株式会社エムールは設立15周年を迎えます。ひとえに皆様のおかげと感謝申し上げます。

道半ばのため、過去を振り返ることは避けたいところですが、1つだけこの15年を振り返ると、「思った以上に睡眠は深淵である」ということです。ひょっとしたら、まだスタート地点にすら立っていないかもしれない。しかし、その社会的重要性は増すばかりであり、会社として真摯に取り組むべき課題だと認識しています。私たちはビジョンである「眠りで世界の人を元気にする」の実現に向け、睡眠環境と睡眠生活習慣の良化に有用な商品・サービスを提供することに今後も集中していきます。

3つの戦略1つの組織

弊社の事業の柱は、国内EC事業・海外EC事業・睡眠事業の3つとなります。日本と海外での戦略は、その社会背景（人口やインフラ、税制の違いなど）からも当然異なるものですし、既存事業（EC）と新規事業（睡眠事業）も市場の成熟度から異なるものです。この3つの事業を1つの組織で同時に進行するのはそう簡単なものではなく、それを実現できていることは、この15年の果実です。カスタマージャーニーをサッカーチームのようにポジションを変えながら動ける組織、ヒューマンインザループの効率的なシステム設計と運用、そして、効率性と感情を併せ持つことができる社員が揃っていることが最大の果実です。

志の高い方が集まる場所に

今後は、3つの事業をそれぞれ進化あるいは深化させること、特に海外事業の成長と睡眠事業の確立（芽生え）は重要であり、とても楽しみです。EC事業は異次元の段階に進めたいと思います。やや話がずれますが、私たちの行っている事業は、求職者にとっても非常に魅力ある職業の1つになると思います。人間の健康に貢献する未来があること、プライベートと仕事のバランスがとりやすいこと、場所を問わない仕事であること、誰もがわかりやすいビジネスであること、どの層の人も挑戦しやすいビジネスであること。客観的に見て、とても魅力的なビジネスであると思います。多くの志が高い方が集まってくる会社でありたいと思います。

16年目に挑戦すること、変わらないこと

今年は、さらにお客様やステークホルダーの方々の信頼を積み上げるため、エムールのアイデンティティをお伝えし体感できるショールームの新設、さらに魅力的かつ分かりやすい映像をお伝えする専用スタジオのリフォームも行います。当然、今まで行ってきた睡眠・生活研究所の活動、スポーツや文化団体への社会貢献も継続いたします。寝具や家具を通して皆様の生活の一端を担っていること、それを1つの文化として世界へ発信する使命を担うために必要な投資や行動を着実に行っていきます。近年では、社会貢献やソーシャルビジネスなど、様々な角度で語られますが、「企業は社会に貢献することが存在意義である」これはごく当たり前のことです。弊社は今後も自社の商品やサービスを通じて貢献すること、また、スポーツや文化団体、地域社会への貢献を継続して行ってまいります。

少しばかり社歴が積み重なってきましたが、年数が経つほど物事に対して実直に真摯でありたいと思います。経験があると何でも分かり切って白黒つけたがる傾向が出るものですが、決めつけるのではなくグレーな状態、やや気持ち悪い状態であっても、考えながら行動し、よりよくなるよう探求します。

個人としては幼少期の志を引き続き推進することです。タイガーマスクのように、「広く、強く、優しく」あることを目標に日々精進していきます。今後も株式会社エムール、株式会社スリープテクネをどうぞよろしくお願いいたします。

2021年7月2日

株式会社エムール
株式会社スリープテクネ
代表取締役