早稲田大学「ビジネスモデルデザインコンテスト2024」

早稲田大学「ビジネスモデルデザインコンテスト2024」

ビジネスモデルデザインコンテストとは

弊社代表の高橋が、早稲田大学 商学研究科のオープン科目「ビジネスモデル・デザイン」に講師として参加しました。授業内で行われる「ビジネスモデルデザインコンテスト」は、今年度で6回目の開催となります。受講生によって構成された全15チームが、約3カ月間かけて、SWOT・クロスSWOTを用いた戦略分析アプローチ、逆転の発想やバリューカーブ、観察・インタビューやビジネスモデルキャンバスを使った顧客洞察アプローチ等を駆使し、私たちエムールが抱える課題に対するビジネスモデル提案を行いました。

 

全15チームが参加

2024年度は、15チームが参加しました。決勝大会では、事前選考を通過した上位3チームにプレゼンテーションを行っていただきました。今年度はビジネスの現場で出てきてもおかしくないレベルの提案があり、非常に興味深かったです。また、今年度は施設などの物理的資産を使った顧客体験に関する提案が多かった点も印象的でした。エムールが顧客体験に重きを置いた体験型ショールームの展開を強化している点も影響したかもしれません。

 

受賞チームの紹介

実体験と細やかな顧客洞察を行い、ユーザーセグメントを具体的に絞り込んだ事業提案を行ったチームが優勝を勝ち取りました。事業に対する当事者意識や熱意も評価点となりました。弊社代表の高橋からは、事業の壁を乗り越える難しさと乗り越えてやり続けるために必要なポイントとして「愛着」というキーワードからアドバイスを提供しました。自分が携わるビジネステーマに愛着があれば、何としてでも成し遂げるためにビジネスモデルを磨くでしょうし、ビジネス実装時や実装後に何らかの困難があったとしても、知恵を絞り、熱意をもって仲間を集め、何とかして乗り越えていけます。

第1位:眠りで高校野球関係者を元気にする

 

第2位:3つの「場」とそこに根差した関係の構築

 

第3位:宿泊関連事業への進出のご提案

3つの力

新興企業が社会から存在を許され、成長・生存していくためには既成概念にとらわれず、時代の変化を冷静にとらえる必要があります。今回、大手企業様や伝統企業様と比較して、私たちエムールのWeaknessを掘り下げてくださる提案も目立ちました。一方で、現代においては、社員数10名で上場している会社もあります。人数が必要だったビジネスをいかに少人数でやるのか、過去には必要だと言われていた見栄えが良いものが本当に必要なのか、最低限で良いのではないかという発想は持った方が良いかもしれません。

学生の皆さんの進路は、起業という方もいれば、事業会社で新規事業開発を担当したいという方、コンサルティングファームに就職したいという方もいるかと思います。いずれにしても、3つの力が重要ではないでしょうか。ビジネスチャンスを見抜く力・ビジネスチャンスを具現化して利益が出るレベルまで素早く引っ張ることができる力・顧客を次々と獲得できる商品や製品、サービスを確実に着実に提供できる力、これらを磨いていっていただきたいと思います。今回の授業はまさにこれらの力を身につけるためのものでした。

経済環境、社会構造の変化の中で自分自身が何をなすのか、決定権は皆さん自身にあります。皆さんは何者にもなれますので、今回の講義を一つの機会と捉えて、共により良い、豊かな社会をつくる一員となってくださることを心から祈念しています。

心から感謝いたします

末尾になりましたが、本講座の担当教員の井上教授、熱心かつ緻密にサポートしてくださった坂井さん、そして、時間をかけて知恵を振り絞っていただいた参加学生の皆さんに心から感謝申し上げます。今回、提案いただいた仮説は、私たちエムールが実行検証を引き継ぐことで、仕事を通して、この感謝をお返ししていければと考えております。もちろん、せっかく自分で見つけたビジネスチャンスを自分もやりたい!という方は大歓迎です。お気軽にご連絡ください。

 

担当教員のご紹介

早稲田大学 商学学術院 井上 達彦 教授

主要著書:

『ゼロからつくるビジネスモデル』東洋経済新報社、2019

『模倣の経営学 偉大なる会社はマネから生まれる』日経BP社、2012

『ビジネスモデルがわかる』日経BP/日本経済新聞出版、2021

『世界最速ビジネスモデル 中国スタートアップ図鑑』(共著)日経BP社、2021

研究室HP:

https://www.waseda.jp/sem-inoue/

エムールの教育分野に関する社会貢献活動

エムールでは、若年層に向けた講演や産学連携、長期インターンシッププログラムを積極的に開催しております。ご賛同いただける学校関係者の皆様、そして学生の皆様からのご相談、ご依頼も積極的にお受けしておりますので、ご関心ございましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。また、新規採用活動も行っております。下記の弊社取り組みテーマに関心や共感いただける学生の皆さんは、ぜひお気軽にご連絡ください。

  • 寝室環境
  • 睡眠教育
  • 人間工学に基づいたユニバーサルデザインの寝具家具の開発
  • フレイル対策
  • ECをベースとした新しい小売ビジネス 等

本件に関する問い合わせ先
株式会社エムール
〒190-0012 東京都立川市曙町1-25-12 オリンピック曙町ビル9階
広報担当: 沢田 裕
Tel:042-595-6251 Fax:042-595-6253
Email:y.sawada@emoor.co.jp
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