14周年を迎えての感謝と決意

14周年を迎えての感謝と決意

目次

  1. 大変化と考慮の年
  2. 私たちの使命
  3. 学び続け、具現化する
  4. 「既存知領域での価値向上」と「未知領域の創造」
  5. 皆様への感謝

 

大変化と考慮の年

無事に14周年を迎えることができました。全てのお客様、関係者の皆様に感謝申し上げます。

2006年7月4日に「眠りで世界の人を元気にする」というビジョンの元、株式会社エムールを創業しました。

この14年間で世界は大きく変わりました。特に今年は、世界的に「仕事とは」「学校とは」「生活とは」「家族とは」ひいては「人生とは」「幸福とは」という問いが生まれた期間です。

私たちも「会社とは何か」「私たちが貢献できることは何なのか 」「眠りで世界の人を元気にする」とは何なのか?これらを再度議論し、考慮する契機となりました。

 

私たちの使命

エムール設立の4年前、2002年に新しい学問体系として睡眠学が生まれました。

日本学術会議より提唱された「睡眠学」は3分野から成り立ちます。

  • 眠りと脳の研究をする「睡眠科学」
  • 眠りを守り健康を保つ「睡眠医歯薬学」
  • 眠りで豊かな暮らしと社会を築く「睡眠社会学」

日本睡眠学会では約4000人の医師、専門家の方々が日夜研究を重ね、国民の健康の向上、学校や職場での快適な生活や生産性向上に寄与しようと努力を重ねられ、世に発信されています。

また、日本睡眠改善協議会では、理事長の白川修一郎先生を中心に睡眠に関する正しい環境と生活習慣をアドバイスする「睡眠改善指導者」の育成と普及に、膨大な時間と労力をかけられ社会に貢献されています。

このような団体に所属し、多くの研究者の方との共同作業や関わりを持たせていただくことで睡眠の奥深さ、重要さ、難しさを常に感じています。

一方で、多くの機関で睡眠の研究が進められ、睡眠の重要性が叫ばれつつ、日本の睡眠課題は解消されずにおります。

医療や教育、仕事、家庭、様々な場で睡眠課題は検討され、様々な取り組みが実践され続けている中、私たちが果たすべき使命は何なのか?

生まれ続ける新たな知を活かし、真に生活者の役に立つ形で表現することは並大抵のことではないと認識しています。それは、ただ単に枕やマットレスを販売することではないですし、コマーシャルとして睡眠改善を掲げることでもありません。

 

学び考え続け、具現化する

“広範な研究や学習を続けながらビジネスを創造し続け、「眠りで世界の人を元気にする」コトを生み出すこと”

これが、弊社の使命であると考えました。

エムールは、この14年でこの考えを具現化する(ことを目指す)形に進化しました。
  • 睡眠環境/住環境を提供する株式会社エムール
  • 睡眠研究をするエムール睡眠・生活研究所
  • 睡眠改善を提供する株式会社スリープテクネ

それぞれに素晴らしい仲間が集まり、同じ志の元、日々を過ごしているのはとても幸せなことです。

「既存知領域での価値向上」と「未知領域の創造」

既存知領域での価値向上、商品やサービスをより良質に磨き続けることは絶対に必要です。それぞれのブランド毎に大切なお客様がおり、そのお客様に商品やサービスを通して感動を生むことは最も大事な仕事です。

一方、未知領域の創造は、既存知領域に比べるととても小さな一歩しか生み出せないかもしれません。
もしかしたら生み出せないかもしれない。
でも、高い志を持つならば目指すべきことです。

なぜ人は眠るのか?睡眠とは何なのか?睡眠から得られる経験とは何なのか?
眠りは大事なのに、それを疎かにするのはなぜなのか?を考え詰めると人生、社会、文化までを考慮する必要があります。

エムールが存在したことにより睡眠改善が一歩前進したと言われることが、ビジョンの実現と同義ではないかと考えています。
1つの小さな会社が誕生したことで、人の睡眠改善に寄与できたならば望外の喜びです。

研究とビジネスの実践をより高速に緻密に回し、いつの日か新たな価値を生み出し、人類の進歩に1㎜でも貢献したいという気持ちです。
新たな睡眠経験を弊社が生み出す日を信じて、15年目も最大限の努力をしていきます。

 

皆様への感謝

社員・パート社員の皆さん

まず、何より社員・パート社員の毎日の努力の積み重ねに支えられているのは間違いありません。
彼ら彼女らには言葉にできない感謝があると同時に、彼ら彼女らの個人としての成長、生活の安定は常に責任として感じています。
彼ら彼女らの成長ややりがいを感じている姿を見るのは、とても幸せです。

もちろん、全ての想いを共有することは難しいことはわかっています。
しかし、多くを共有しようとする姿勢、理解を促す工夫、共感を持つ場を提供することに対して、皆が理解をしようとする姿勢なのは伝わっています。
今後もなるべく多くのことを共有し、成長を促し、よりよい社会人生活を送っていただけるように尽力したいと思います。

取引先パートナーの皆様

取引先パートナーの皆様がいないことにはビジネスが成り立ちません。
創業時から弊社の製品を作っていただき、時にはぶつかり合う仲間がいてこそエムールは前進することができました。
いつも、ありがとうございます。

日々ご指導くださっている先生方へ

エムール睡眠・生活研究所所長であり、富山大学名誉教授であられる神川康子先生には研究し続ける姿勢や社会への貢献を学ばせていただいています。
偉大な先生でいらっしゃいながら、常に同じ目線で話をしてくださり、人間としての大らかさや豊かさを常に感じています。

エムール顧問であり、弁理士協会元会長、創成国際特許事務所会長の佐藤辰彦先生には、常に高い志を持つことと新たなビジネスを創出し社会の前進に寄与することを求められています。怠惰な自分をいつも刺激くださり、父のような温かさで後押しくださる大切な存在です。
創成国際特許事務所は担当の渡辺先生や吉田先生をはじめ多くの先生に支えられており、弊社の特許戦略の強力なパートナーです。

弊社は多くの大学の皆様との関わりを持たせていただいておりそれぞれ感謝しております。特に早稲田大学は多方面にお世話になり格別な存在です。
MBA時代からの師である長谷川博和教授、授業・講演を共にさせていただいている山田英夫教授、井上達彦教授、また卒業してからも多くの学びを提供いただいている早稲田大学ビジネススクールの教授陣の皆様には感謝の念に堪えません。
また、全ての先生方、学びの仲間のお名前を出すことは叶いませんが、現在も睡眠学、消費者行動、マーケティング分野において多くの先生方にご指導いただき成長する機会をいただいていることを感謝しここに記します。

志を共にする地域の皆様へ

長きにわたりパートナーをさせていただいている東京ヴェルディ株式会社には多くの経験と感動をいただきました。
スポーツ経営の難しさ、スポーツの素晴らしさ、人の成長の凄さ(特に育成からの成長は感動です!)などなど、深く関わらなければ知ることが出来なかった学びがあります。
選手の皆様はもちろん、スタッフ、緑のサポーター(エムールDAYでは感動をありがとう!)、パートナー企業の皆様との関わり全てが素晴らしい経験です。

劇団四季、こころの劇場を通して毎年小学校6年生の皆様の笑顔を拝見できるのは、とても幸せな瞬間で温かい気持ちになります。
児童養護施設や保育園を運営されている至誠学園の皆様へ、ほんの少しだけ貢献させていただいていることは、僕たちの事業の意義を再確認する上で大切な機会です(かつ子供の笑顔が嬉しい)。
他にも多くの学校や子供たちとの関わりを持たせていただき感謝しております。子供の頃からの憧れであるタイガーマスク(伊達直人)に少しでも近づくことが人生の目標でもあります。

繋がりあるすべての皆様へ

そして家族と親友(戦友)ですが、ここで書くのはやめて直接感謝を言います。

他にも書ききれないくらい(申し訳ありません)多くの皆様の支えがあり弊社は成り立っているのだなと実感します。
当然ですが、人は1人では何もできない。人とのつながり、心の共有があってこそ意義が出てくるし、幸福になるのだと思います。

皆様への感謝の気持ちをエネルギーに15期も前進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社エムール
代表取締役

 

 

 


本件に関する問い合わせ先
株式会社エムール
〒190-0012 東京都立川市曙町1-25-12 オリンピック曙町ビル9階
広報担当: 沢田 裕
Tel:042-595-6251 Fax:042-595-6253
Email:y.sawada@emoor.co.jp
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