眠りの質を高める・快適な寝室をつくる

眠りの質を高める・快適な寝室をつくる

緊急事態宣言が解除されましたが、「STAY HOME」の掛け声のもと自粛生活が続き、様々な生活環境の変化に不安やストレスが蓄積し、生活の質や眠りにまで変化が及んでいる方も少なくないと思います。

エムール睡眠・生活研究所がお届けする『STAY HOME & STAY THE LIFESTYLE』最終回は、『眠りの質を高める・快適な寝室をつくる』をテーマに、意外と知られていない「寝室づくり」についてお話してまいります。

緊急事態宣言が解除されても、すぐには元のような生活には戻れませんし、第2波への不安もぬぐえません。そんな中で今一度、住まいの中を見渡して、大掛かりな事ではなくて、どこかを少し自分好みに、快適に工夫してみると、居心地がよくなったり、眠りやすくなったりするかもしれません。

心地よい寝室で心身の健康寿命を伸ばす

良い眠りで免疫力を高める

第2波にむけて免疫力を高めましょう!脳や身体の健康に直結する睡眠が確保できる住まいは、日常生活で心身の疲労やストレスに晒されることがあっても健康を回復しやすいのです。

在宅時間の大半を費やす睡眠の質・量は家族の健康を左右します。反対に睡眠負債が蓄積すると、生活の質が低下し、時には交通事故や産業事故のリスクが高まり、生産性の低下が企業の「健康経営」にも影響が及びます。十分に休息やリフレッシュできる住まいが社会全体の健康度や生産性をも向上させるのです。

快適な寝室、快眠がもたらす効果

  1. 脳機能を向上し、記憶・学習能力、集中力、創造性や感情抑制の力を維持・向上します。
  2. 循環器系、免疫系、脂質代謝系の機能を向上するので、脳血管障害やアレルギー、感染症、肥満、うつ病、認知症等の予防にもなります。

※近年の深刻な課題は、スマホやPCに代表される液晶画面を夜間に長時間凝視することや、平日と休日で就寝・起床時刻が大きく変動する生体リズムの乱れですが、この点についてはすでにCHAPTER1~3でもお話ししていますので、今一度ご覧ください。

Chapter1 生活習慣と学習意欲

Chapter2 アスリートから学ぶ生活リズム

Chapter3 子どもは何時に寝起きするのが良いの?

快適な寝室づくりのポイント

快適性の感じ方は人それぞれです。「年齢」「性別」「性格」「職業」「疾病状況」「生活局面(受験生など)」によって変化するため、家族内で「同じ」を求めすぎないことが大切です。
では、具体的にどんな点に配慮していったら良いのでしょうか。チェックリストを作ってみました。できることから始めて、快適な寝室をつくっていきましょう。

いかがでしたでしょうか。高い費用をかけなくても、カーテンやクッション、ベッドカバーやカーペット、スリッパ等を夏仕様に変えてみるだけでも、リフレッシュできそうです。
私は照明器具が好きなので、仕事用、読書用、浴室用、寝室用と変化を楽しみながら心を落ち着けるようにしています。

この際、どんな空間が快適なのか、家族の好みを聞いてみるのも良いでしょう。心と身体が疲れやすい時期だからこそ、私たち人間に備わった心と身体の回復機能である『毎日の眠り』を大切にしてほしいと思います。暮らしを整えることで、心も身体も整っていきます。

気持ちよく目覚めた朝から始まる素敵な一日が、
皆さんにとっての日常になりますように。
そして、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスの思いやりも忘れずに!

<語り手>

睡眠・生活研究所 神川 康子(富山大学 顧問 名誉教授)
編)株式会社エムール


本件に関する問い合わせ先
株式会社エムール
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広報担当: 沢田 裕
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